#オーバードライブ
1981 Inventionsの「LVL」は、プロフェッショナルなローゲイン・ドライバーとして、ギタリストのMatthew Hoopesが自身の理想とするサウンドを追求して開発したエフェクターです。EAE(Electronic Audio Experiments)のJohn Snyderとの共同制作により、4年もの歳月をかけて完成しました。このペダルは、ライトなクリッピング回路とオペアンプによるブーストを組み合わせた独自の回路設計を特徴としています。 LVLは、ギターサウンドの中域を絶妙にプッシュし、倍音成分をナチュラルに持ち上げることで、演奏の強弱に対しても優れたレスポンスを発揮します。そのため、どんなジャンルの音楽でもギターサウンドが埋もれることなく、はっきりとした輪郭を描きます。特に、オルタナティブロックやインディーロック、ポップスなどのジャンルでその真価を発揮します。 また、LVLはベースギターにも対応しており、フルレンジのオーバードライブとしても使用可能です。さらに、他のエフェクターとの相性も良く、ファズペダルの後に配置することでファズサウンドを強化したり、オーバードライブの前に配置してブースト効果を得ることができます。 コントロールはシンプルで、LVL(ゲイン)とVOL(マスター・ボリューム)の2つのノブのみ。LVLノブを回すことで、ローエンドが抑えられ、倍音成分が強調されます。通常の9Vパワーサプライで動作しますが、18Vにするとヘッドルームが広がり、さらにダイナミックなサウンドが得られます。内部のトグルスイッチでトゥルーバイパスとバッファードバイパスの切り替えも可能です。 1981 Inventionsらしい洗練されたデザインと、Matthew Hoopes自身がプロギタリストとして追い求めてきた完璧なローゲイン・ドライブ。そのクオリティをぜひ体感してみてください。
#ディストーション
1981 Inventions DRVは、Bondi EffectsのJon Ashleyとの共同開発により誕生した、ニュアンスの表現性に優れたプリアンプ/ディストーション・ペダルです。3年間にわたるプロトタイプ製作と回路調整を経て、特別な一台が完成しました。DRVは、ビンテージ感のあるサウンドとコンセプトを持ちながらも、3つのノブの微妙な相互関係により、多彩なサウンドを発見できるよう設計されています。 このペダルは、エレクトリックギター特有のミッドレンジがクリアーで温かみのあるハーモニクスと融合し、全ての楽器のトーンに明瞭さを与えます。特に低いゲイン位置でのトーンは格別で、プリアンプ的なクリーンサウンドから僅かにディストーション成分が増していくユニークなダイナミックレンジと感度を誇ります。もちろんハイゲイン設定時の太くクリーンなファズサウンドも魅力的です。 DRVは、製造もワイヤリングもすべてアメリカのテネシー州ナッシュビルで行われ、昔ながらのスタイルでPCBにスルーホール部品をアッセンブルしています。美しいスチール筐体とグラフィックデザインを持つ各ユニットは、マシュー本人がテストし、手作業でナンバリングが書かれています。 このペダルは、初期RAT(1985 Whiteface)にインスパイアされていますが、サウンドは異なります。前段に追加された優秀なプリアンプ回路と18Vの倍電圧駆動により、驚くほどのヘッドルームを備えています。クリーンなトーンの得られる美しいトーンシェイピングは、本機を最良のプリアンプ/ブースターとしても使用できることを意味しています。 DRVは、ロック、ブルース、オルタナティブなど幅広いジャンルに対応できるペダルであり、特に低ゲインでのブースト・セッティングが特筆すべきサウンドです。クラシック・ペダルのモディファイではなく、ビンテージペダルそのもののように感じられるでしょう。ギタープレイヤーやバンドマンにとって、DRVは新しいサウンドの可能性を広げる一台となるでしょう。